高校生が「哲学外来」主催報道 がんのつらさは話して楽に
2人に1人は、がんになります。恐らく、職場や家庭にがん患者がいるでしょう。もちろん、それぞれにつらさはあると思いますが、どんなふうに生活されているでしょうか。
先日、中京テレビとヤフーの共同企画による記事で、脳腫瘍を経験した男子高校生が紹介されていました。小2で発症、治療したものの、中2で再発し、半年ほど入院したそうで、今も左半身にマヒが残るといいます。明るくオープンで、「暗い話ではなく、笑顔で語りたい」と自らの闘病体験を語るのです。
そう、記事が伝えようとしているのは、その高校生が主宰する「がん哲学外来」の活動です。がん哲学外来は、順天堂大の樋野興夫教授が10年ほど前に始めたもので、患者や家族が悩みを語り合うことで、精神的なつらさを和らげようとするのが狙いです。大人の活動は広がりつつあります。
「一人で抱え込むのではなく、ほかの人に話せば心がすごく軽くなって、少しでも明るくなれる」
全くその通りだと思います。
がんになると、それに伴う症状のほか、精神的な苦痛も見逃せません。