アモーレと明るく愛の歌を歌い続ける発声は若返りのもと

公開日: 更新日:

 2年前、コンサート「カンツォーネ大会」で優勝した時、熱海の地元紙が、「老人ホームに入居している女性が優勝した!」と報じた。熱海の市長から「熱海の誇り」と書かれた手紙が送られてきたという。

「舞台に出る時は髪に生花を飾り、ドレスアップし、照らされたライトの前で、会場にとどろくような音声で歌う。聴衆は、まさか88歳とは思えないでしょう。これがイタリア式音楽療法の成果なのです」(戸山会長)

 今井光子さん(88)もまた「イタリア式音楽療法」を信奉しているひとりだ。東京・恵比寿に住む今井さんは、シャンソンなどを歌っていた歌手だった。その後、一転してカンツォーネに転向したのは60代になってからである。

 東京・渋谷にシャンソン歌手、戸川昌子が経営していたサロン「青い部屋」(1967~2010)で、今井さんは初めて、戸山英二氏が歌うカンツォーネを生で聴いて感動した。

 すぐに弟子入りしてレッスンを積み重ね、ここ8年間は、東京・四谷の弘済会館で年に2回、200人ほどのファンを集め、ソロコンサートを開催している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭