夜泣きに追い詰められた母親が…乳幼児に睡眠薬投与の是非

公開日: 更新日:

 時差ボケや交代勤務の人の入眠改善に使われることが多い。眠気が残かったり、めまいや頭痛が出たりする場合があるが、夢をよく見るなど睡眠の質に関わる副作用は少ないとされる。しかも、メラトニンに作用する薬なので依存性が極めて少ない。そのため向精神薬に指定されておらず、多くの睡眠薬に見られる30日といった処方日数制限がない。

 添付文書では小児への投与は「低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)」としている。

「恐らくAさんが疑義照会した総合病院の医師は薬に依存性がないこと、夜泣きがひどくて母親が追い込まれている状況にあること、薬の使用が禁忌にはなっていないことなどを総合的に勘案して比較的安全性が高く依存性が低いラメルテオンを選んで少量出したのでしょう。この薬は海外ではサプリメントとして使用されているようです」

■夜泣きに追い詰められた場合はどうする?

 赤ちゃんに眠らせる薬を飲ませることは積極的に勧められる話ではないが、それを決断しなければならないほどわが子の夜泣きに追い込まれる母親は少なくないという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」