自律神経<下>体調不良はPC・スマホ作業中の姿勢が原因
パソコン作業時に、手首から肘までが真っすぐ机の上に乗っていたら要注意。この姿勢だと、手首から肘までが机に固定されることになり、肩はより内巻きになり、頭部もより前方に出て、かなり前のめりの姿勢になってしまうからだ。
■体に良いマウスとは
椅子に座っているときの姿勢は、骨盤がしっかり立っており、背骨のS字カーブが保たれ、その上に頭部が乗っているのが正しい状態。この姿勢が保てるように、モニターの高さや角度を調節することがポイントになる。
また、操作に使うマウスの選び方も大切だ。実は、手首にも正しい姿勢と同じく、負担のかからない「ニュートラルな位置」があるからだ。テーブルに手を置いてみたとき、ちょうどチョップをしているような、小指側がテーブルに接して、親指側が上にある状態がニュートラルになる。
パソコンを操作するときは、マウスを持ったりキーボードに乗せたりするので、手の甲側が見えるように手首をひねる「回内」の状態になる。手首が回内すると、前腕と肘も回内する。すると自然に肩も内巻きになり、首も前に出やすくなってしまうのだ。