自律神経<下>体調不良はPC・スマホ作業中の姿勢が原因
「対策として、マウスは縦型に近い形状の『エルゴノミクスマウス』を使うといいでしょう。回内が少なくてすむので、手首をはじめとした骨格への負担を軽減してくれます。また、私は左手側にもマウスを置いています。できるだけ左右交互にマウスを使って、右手の負担を減らすためです」
パソコン操作は座り姿勢はもちろん、使用時間も注意が必要。緊張状態で仕事し続けると、交感神経が過度に優位になり、自律神経に大きな悪影響を及ぼしてしまう。できれば30分に1回、長くても1時間に1回は画面から目を離し、立ち上がって軽く体を動かすようにしよう。
パソコン操作は仕事上、仕方がないが、より使用時間に気をつけたいのはスマホだ。スマホは手で持って操作するので、より顔を近づけて画面をのぞき込むような前かがみ姿勢になるからだ。
「スマホは想像以上に骨格に大きな負担をかけます。連続使用時間は30分以内、一日の使用時間は2時間以内に抑えるのがいいでしょう。持ち方を変える(手首をニュートラルポジションにする)だけでも、だいぶ負担は軽減されます」