顔をさらすのが怖い…1億総マスク依存症を精神科医が懸念

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 いまのマスク着用はコロナウイルスからお互いを守るためだが、それ以前からのマスク依存は何が原因だったのだろうか。

「依存症という名前が付くのは、そうすることで得られるメリットが本人にあるということです。その筆頭に来るのは、安心感や自己防衛。他人からの視線や距離、人間関係の煩わしさから自分を守っている。他人が自分のテリトリーに入ってきてほしくないという気持の表れが、マスクなのです」

 マスクをしていると表情が周囲から分かりづらい。しかし、マスクを好んで着ける人にとっては、そのことこそがマスクを着けるメリットとなる。「人と話したくないというアピールになる」「人の視線をかわせる」「人に合わせて表情をつくるのが面倒」などの理由が、マスクに依存する理由としてはあげられると、深間内院長は解説する。

■キャラ変のアイテムになる場合も

「また、それとは矛盾するようですが、マスクには、『勇気が出る』『ふだん言えないことも言えるようになる』、つまりは『キャラを変えられる』という効能もあります」

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