精巣は熱に弱い…暑い夏はパンツよりふんどしがおすすめ
このような理由からパンツはトランクスに利点が多いのですが、風通しの面から言えば最も優れているのは「ふんどし」です。しかし、ふんどしは昔の着流しスタイルであればはきやすいですが、ズボンの下だと風通し効果はあまり発揮できないかもしれません。
ところが近年は、ふんどしを愛用する女性(通称・ふんどし女子)が増えているようです。なぜかと言えば、全身の健康のために「寝るときに着ける」という使われ方がされているのです。
女性のパンツは小さいので、腰のゴムの締め付けが強くなります。その締め付けから解放されて眠るのが“体に良い”というわけです。一般社団法人ふんどし協会では、ゴムの締め付けをなくすことでリンパや血行の流れが良くなり、体の冷えが取れ、便秘や下痢などの体調不良の予防効果が期待できると推奨しています。
1メートルくらいの布の端にヒモが付いた「越中ふんどし」は、お尻を包むタイプでお腹の部分で布を折り返すので、布が二重になってお腹を冷やさないのも利点です。男性諸氏も女性の健康志向を見習って、「寝るときふんどし」を試してみてはどうでしょうか。