行為の最中はまれ 「腹上死」は数時間後にやってくる

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「セックスでの運動量は荷物を持って3階まで歩く程度しかありません。ですから、普通に日常生活を送れる体力がある人ならその心配は少ないと思います。ただし、セックスする環境や相手によってそのリスクが異なることは覚えていた方がいいでしょう。妻とするセックスは安全ですが、不倫は腹上死のリスクが高まります。しかも、セックスによる突然死はセックスの最中でなくその数時間後に亡くなることが多い。その意味では不倫相手と自宅の寝室でセックスしたり、家に帰らずに不倫相手と寝るような人は突然死しやすいと言えます。とくに愛人とお酒を飲んで、セックスを楽しみ、そのままお泊まりするのが一番危険だということです。セックスで突然死(腹上死)するのは、肉体による心臓への負荷が原因でなく、精神的な心臓への負荷が原因だからです」

 実際、欧米の研究で、ある男性のホルダー心電図の記録によると、昼間女友達とセックスをしたときの心拍数は96/分から156/分と大きく上昇したものの、その夜妻とセックスをしたときは72/分から96/分しか上がらなかったという。

 セックスをするとさまざまなホルモンが大量に分泌され、やさしい気持ちになったり、体の細胞を修復したりするなど人の心と体にさざまなメリットをもたらしてくれる。その意味では中高年はもっとセックスを楽しむべきだ。しかし、それを安全に楽しむには方法があることは覚えておこう。

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