新型コロナの後遺症には「血栓」が大きく関わっている

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「まだはっきりしていませんが、ウイルスそのものだけではなく、感染によって作られた抗体が血管を攻撃している可能性もあります。血中に抗リン脂質抗体という自己抗体ができて、血栓症や習慣流産などの妊娠合併症を起こす『抗リン脂質抗体症候群』のような状態を招いているケースも考えられます。もしも感染してしまったら、免疫を調整する薬を使って炎症を小さくコントロールしてもらうこと、血液凝固を適宜検査して適切な抗凝固療法を行ってもらうことが後遺症を軽減するために大切だと思います」(加藤院長)

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