<5>熱と息苦しさで眠れずコロナで亡くなった友人の顔が浮かぶ
入院4日目。私はレムデシビル投与3日目。日増しに症状が改善される。母は熱、息苦しさ、咳が続く。夜も眠れなかったという。辛そうだ。母は冠動脈にステントが入っている。夜間の血中酸素濃度は時に93と下がっている。重症化リスクが高い。「レムデシビルを」との思いが募る。
入院6日目。私はレムデシビル投与5日目(最終日)。母は症状が続き、酸素状態の低下はギリギリ。体中が痛く、看護師さんと体操しているとのこと。
入院7日目。母は肺の影が憎悪していた。「中等症」との診断がつき、厚労省にレムデシビルを申請。熱は37・2℃。依然、重症化の懸念がある。
入院8日目。私の採血の結果、レムデシビルによる肝機能障害は大丈夫であったが、やや腎機能が低下していた。水分をたくさん摂るようにとの指導がある。(つづく)