気道<上>専門医が教える いびきを解消する5つの就寝前舌トレ
「それは加齢による筋肉の衰えが、舌にも影響してくるからです。舌の筋肉が緩くなると、舌が喉の奥に入ってしまう『舌根沈下』という現象を招き、気道が狭くなっていびきが出るのです。これは、痩せている、太っているとは関係なく、年を取れば誰でも起こり得ることです」
このようにいびきの原因はさまざまだが、軽症で「病院に行くほどではない」という人は、白濱院長が考案した「いびき解消メソッド」を試してもらいたいという。これは「就寝前の舌の筋トレ」「就寝時のシムスの体位」「起床後の1杯のみそ汁」の3つの習慣になる。
まず、「舌の筋トレ」は舌の筋肉を鍛えて舌根沈下の抑制を目指す。やり方はこうだ。
①舌の前後運動
口を開けて舌を前に突き出して5秒キープ、引っ込めて5秒キープ(舌の先端を上の歯の裏にくっ付けて、そのまま後ろに引っ張る感じで)を3セット繰り返す。
②舌の上下運動
口を開けて、舌を上顎に押し付けて10秒キープ、舌を下顎に押し付けて10秒キープを3セット行う。