「ラジオ体操→ジョギング→入浴」は最強モーニングルーティン
米ハーバード大学のバーンスタインとマックナリーは、うつなどを含めた感情のコントロールにはジョギングが有効だと述べています。彼らの研究(17年)では、被験者を「ジョギングを行うグループ」と「ストレッチを行うグループ」に分け、それぞれ30分ほど行ってもらった後、涙を誘う映画を観賞してもらいました。
結果としては、映画を見て悲しい気持ちになるのはどちらのグループも変わりはありませんでしたが、その後のリカバリーはジョギングをしたチームの方が顕著に速かったのです。
しかも1週間続けると、最後の運動から72時間以上、1週間までは効果が持続。気分が落ち込みそうになったら、ジョギングをする。継続すれば自律神経の調節機能も改善されて、元気な体質になっていきます。
運動してひと汗かいたら、お風呂に入るのも効果的です。千葉大学のリーらの研究(12年)では、10分間ほど40度のお風呂に入る、シャワーを浴びる、ミストサウナに入るという具合に、入浴後に課題をさせる実験を、朝7時から数時間ごとに行いました。