「燃え尽き症候群」は誰でもなりうる…WHO国際疾病分類の最新版に追記

公開日: 更新日:

「燃え尽き」という名称から、ビッグプロジェクトを終えた後や、困難な仕事を乗り越えた後になるイメージがあるが、そうとは限らない。

「燃え尽き症候群は、やる気や意欲(火種)、行動やペース配分(薪)、人間関係や業務の負担(環境)のいずれかに問題があり起こる。火種と適切な環境があるところに、程よく薪をくべることで火は安定して燃え続けるのです。火種、薪、環境のどこに問題があるかで、私は燃えすぎ、燃え切らない、燃えないの3タイプに分け、対策を提案しています」

「燃えすぎ」は、典型的な燃え尽き症候群で、全体の20%ほど。「燃え切らない」は、火種はあるのに燃えずにくすぶっているタイプ。

 やる気や意欲はあるが、上司の理解がなかったり、能力を生かしきれない職場だったりというように環境が適していないと、薪をくべても火は大きく燃え上がらない。燃え切らなさに苦しみ、心身に異常が表れる。

 燃え尽き症候群の15%を占めている。

■燃えないまま燃え尽きるタイプが増加

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出