著者のコラム一覧
森維久郎赤羽もり内科・腎臓内科院長

三重大学医学部卒業。日本腎臓学会専門医。2020年5月、腎臓内科、糖尿病内科、生活習慣病の診療に特化したクリニックを開院。腎臓について伝える情報サイト「腎臓内科ドットコム(https://jinzonaika.com/)」を監修。

慢性腎臓病(CKD)は薬では治らない 運動と食事で機能維持に努める

公開日: 更新日:

 この連載で何度もお伝えしてきた通り、血液検査のGFRの数値が59以下になるか、もしくはタンパク尿が出るという状態が3カ月以上続くと「慢性腎臓病です」と診断されることに。慢性腎臓病にはステージがあり、診断後は進行を食い止めるように、ステージが進まないように、日常生活の中でいくつか意識を変えていく必要があります。

 意識を変えるべき、そのひとつは運動です。まず歩行を習慣化して体力をつけ、1日8000歩を目指すとしましょう。

 もうひとつは食事ですね。腎臓病の食事療法の3本柱ともいえるのが、「塩分」「野菜・果物」「タンパク質」。これらの調整を行うことで、腎臓病における健康を維持することができます。

 ただし、制限すればするほど良いわけではありません。一人一人の腎臓の状態によって、どの程度調整するかが異なってきます。また、我慢の連続では絶対に続きません。おいしく食事を食べることも大切だと思います。

 たとえば、塩分を控える場合は塩の代わりにダシを利かせたり、香辛料を多用したり……。慢性腎臓病の患者さんから一番質問が多い「食事」について、また次週も引き続きお話ししたいと思います。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主