クレアチニン値が高いと言われたら…3つの原因をチェック
今回はクレアチニン値、正しくは血清クレアチニン値についてお話ししたいと思います。
クレアチニンは、筋肉を動かすためのエネルギーを使った後に出る老廃物の一種。通常は尿に混じって排出されるものです。
ところが腎機能が低下すると、本来体外に排出されるはずのクレアチニンが排出されずに、血液の中にたまっていってしまう。
正常とされる範囲を超えると、血液検査で「異常値」という診断結果になります。クレアチニン値は、腎機能の評価を行うための検査の中では最も一般的な検査。このクレアチニン値を特別な計算値に組み込んで計算した値が、eGFR値となります。eGFR値は、糸球体と呼ばれる腎臓内のろ過機能を担う箇所で、1分間でろ過される血液の量を示します。
クレアチニン値は腎臓の状態を知る上で重要な数値です。ただ、筋肉量が多い方の場合は、ときに不正確になることがある。高く出てしまうことがあるんですね。たとえば、体格がいい若い男性、日々筋トレに励んでいるような方が当てはまりやすいといえます。