古村比呂さんがつらさを吐露 女性のがんは夫のサポート次第で夫婦関係に明暗
読者の中にも、妻ががんになってつらい思いをされた人がいるかもしれません。子宮頚がんの再々再発で闘病中の女優の古村比呂さん(57)は子宮の日(4月9日)に合わせてブログを更新。子宮を全摘したときの気持ちを吐露しています。
「子宮がなくなった自分はどうなってしまうのか。『女性は子宮で考える生き物だ』などと言う人もいます。だったら私は女ではないだろうか?」
女性の尊厳について悩まれたことがうかがえるでしょう。女性が子宮や乳房を失うとき、どこまで女性性の喪失を感じるかは個人差が大きく、女性性よりがんがあることの嫌悪感から積極的に全摘を希望する女性も珍しくありません。
しかし、それらを温存するかどうかはともかく、女性が悩むのは事実で、そのときの男性の対応次第で治療後の夫婦関係が左右されかねません。では、どうフォローするか。
香川大医学部のグループは、子宮がんを全摘した12人と夫との関わりを調査。2020年の「香大看学誌」第24巻第1号に発表しています。