月経が終わっても不調が続く…「月経後症候群」は鉄不足が大きな原因

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「月経後症候群の患者さんに多いのが、ヘモグロビンの数値が正常でもフェリチンが極端に低いケースです。フェリチンは一般的な血液検査の項目に含まれていないので、調べたい旨を自分から相談する必要があります。月経がある20~40代女性の約6割は貧血あるいはかくれ貧血の状態とされ身近な問題です」

■普段から食生活を見直す

 月経後症候群を予防するためには、偏った食生活に気を付けたい。

「気分の落ち込みやイライラの症状で、当院を受診された20代後半の方がいました。仕事で集中力が続かずミスが増え、忙しさから食事もカップラーメンで済ませてばかりだといいます。症状の出る時期を聞くと月経後1週間だったので血液検査をしたところ、ヘモグロビンは正常でしたがフェリチンの値が3.0と基準値を大きく下回っていました」

 1人暮らしの場合、食事にそれほど気を使わず栄養バランスが偏りやすい。食事から十分な鉄分を取れず常に鉄不足になり、さらに月経も始まることで鉄が体外に排出されて貧血状態を引き起こす。

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