著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

昼休憩にメールチェックをすると…午後の仕事がつらくなる

公開日: 更新日:

 集中力が切れてネットサーフィンをしたい欲求にかられたら、たとえばコーヒーを飲むなどして、とりあえず2分程度きちんと休んでみると◎。もしくは、気分転換に別の作業に取りかかるのが賢明です。

 その上で、休憩中にゲームやSNSなどをしていると、きちんと休めない可能性があるということを覚えておいてください。ゲームをすると頭を使いますから、休めているようで休めていない脳の状態になってしまうわけです。

 イリノイ大学アーバナシャンペイン校のキムらが80人以上の韓国人を対象に行った調査(16年)では、休憩時間に行ったことが、昼食後、終業後にどのような影響があるかを10日間にわたって記録しています。その結果、以下の3点が判明しました。

①ぼーっとする、ストレッチをするなど「リラックス系」の活動、もしくは、同僚とのおしゃべりなどの「社交系」の休憩をする→仕事の大変さを軽減させることに役立つ。②新聞を読む、メールをチェックするなど「認知活動系」→昼食後の仕事を大変だと感じやすくなり、終業後の疲労感が高まる。

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