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遠藤久美子日本医学柔整鍼灸専門学校専任教員

日本医学柔整鍼灸専門学校専任教員。はり師、きゅう師。AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン。CIBTAC認定スキントリートメント。

生理前や生理中のつらい症状に効くツボはあるのか?

公開日: 更新日:

 生理の3~10日前に生じる精神的・身体的不調を、「月経前症候群」(PMS)と呼びます。症状としては、下腹部の張り、疲労感、腰痛頭痛、むくみ、乳房の痛み、気分の落ち込み、イライラ、だるさなど。中でも精神症状が主で強い場合を「月経前不快気分障害」(PMDD)と言います。大概は月経が開始すると症状が軽くなるか消失します。

 PMSのうち、日常生活に支障をきたすほどの症状を月経困難症と呼びますが、最近の厚生労働省の調査によると、この患者数は推定800万人以上いるとされています。しかし、実際に治療を受けている人はその10%程度とか。

 この月経困難症は、病気が要因ではない機能性(原発性)と、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などが原因の器質性(続発性)の2つのタイプに分けられます。

 もし次のような項目に該当する人は、医療機関に相談をしてみてください。

・生理痛がひどく鎮痛剤を飲んでも治まらない
・生理以外のときも下腹部に痛みがでる
・1時間に1回は生理用品を替えないと心配

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