3カ月目でようやく病名判明…歩けないところまで悪化していた

公開日: 更新日:

 それまで電話では体調が悪いことを伝えていたけど、まさかこんなふうになっているとは親も想像していなかったと思います。自力歩行ができず車椅子でしたから。親だけじゃない。私だってそうです。病気についての連絡も、私がうまく話せない状況で、看護師さんに代わって話してもらったくらいでした。

 全身性エリテマトーデスでは、認知障害や幻覚・妄想などの意識障害が起こることがあります。そのときの私がまさにそうで、夢と現実がごっちゃになり、発言は支離滅裂。仕事で尊敬していた人が倒れる夢を見て早朝に電話をかけてしまうこともあり、親に携帯電話を取り上げられました。入院して3、4日は意識障害が続いたんじゃないでしょうか。

 全身性エリテマトーデスの治療(ステロイドの大量投与など)で少しずつ良くなるものの、入院中、社会とは断絶されている感がすごくしんどかった。

 病名が判明した時点で会社には休職届を出していたんですが、こんな難病になってしまい、いろんな人に面倒を見てもらわないと今後は生きていけないんだろう、社会復帰はもうできないだろうと、絶望的な気持ちでした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ