【アジ】血流をアップして全身に行き渡らせ足の痛みやしびれを改善
最近、歩くと足がしびれたり、痛みがある……。そんな症状が続くときは「間欠性跛行」の疑いがあります。間欠性跛行とは、一定の距離を歩くと、足にうずくような痛みやしびれ、だるさを感じて歩けなくなる症状をいいます。しばらく休むと症状はやわらぎ、歩くことができるようになりますが、次第にまた、痛みやしびれが現れます。安静にしているときには症状はありません。
原因として、「腰部脊柱管狭窄症」や「閉塞性動脈硬化症」が考えられます。腰部脊柱管狭窄症は加齢によって背骨が変形し、脊柱管内部の神経が圧迫されて痛みやしびれを生じる疾患です。お尻から足全体に症状が現れる傾向があり、膝が曲がりにくいといった特徴もみられます。進行すると下半身の筋力低下、尿の出が悪くなるといった症状も引き起こされます。
閉塞性動脈硬化症は、足の血管に動脈硬化が起こり血流が悪くなる疾患です。筋肉に血と酸素が十分に行き渡らないことで足に不調が現れ、主にふくらはぎより下に痛みやしびれが生じやすく、下半身が冷たく感じる傾向があります。糖尿病や高血圧などで悪化しやすいとされます。