親が身につけるべき「正しい話の聞き方・伝え方」10原則~④⑤⑥
あなたの発言後にこの類の言葉、いわゆる「BUTワード」や「無言」が相手から返ってくる間は、相手はあなたから共感されたとは感じられていないというコミュニケーション上の「赤信号」が点灯中と認識しましょう。
④「でも」「だけど」と言い返してくる間はまだ口を開かない
あなたの話の聴き方がまだまだ不十分で、共感がしっかりできていないと認識しましょう。子どもが気の済むまでまだまだ自由にしゃべらせることが大切です。人は会話において「共感してもらった」という実感が得られないと、まだ話している途中なのに遮られたという不全感が生じ、その後の相手の話がどんなにいい話だろうが、正しかろうが、もう頭に入ってこなくなるようにできているのです。
逆に、「そうなんだよ」「わかってくれる?」といった「YESワード」が返ってきてはじめて、お子さんはあなたの意見を聴く準備ができたという「青信号」が点灯したと認識しましょう。そこで初めてあなたの発言ターンが回ってきたと考えるべきです。いくらあなたの話の内容が正しくとも、信号無視ではコミュニケーションにおいても“事故る”だけです。