著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

認知症による死亡リスクの抑制にはオリーブ油が効果的?

公開日: 更新日:

 28年間にわたる追跡調査の結果、オリーブ油の摂取量が「月に1回以下」の人と比べて、「1日7グラム超」の人では、認知症に関連した死亡リスクが28%、統計学的にも有意に低下することが示されました。また、1日に5グラムのマヨネーズ、およびマーガリンを同量のオリーブ油に切り替えると、認知症に関連した死亡リスクが14%、および8%、統計学的にも有意に低下する可能性も示されました。

 論文著者らは「マヨネーズやマーガリンの代わりにオリーブ油を摂取することで、認知症を患うことなく長寿を達成できる可能性が高まる」と結論しています。

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