わきの下やお尻に繰り返し…こんな「おでき」はすぐ病院へ

公開日: 更新日:

 毛包が破れて起こる炎症にはTNFαと呼ばれる物質が関係していて、化膿性汗腺炎では炎症が起きている部位だけでなく、その周りの炎症のないところでもTNFαがたくさんあるために、炎症が悪化し、前述の通り、慢性化するのだ。

 一般的な症状の経過は、「小さなしこりやこぶのようなものができ、時間が経つと赤く腫れる(結節)」↓「炎症が進行し、しこりが大きくなって破れ、膿が出て、痛みを伴う潰瘍となる(膿瘍)」↓「結節や膿瘍が皮膚の下でつながり、トンネルのようになる、痛みを伴う膿が漏れ出る(瘻孔)」↓「膿瘍の再発で皮膚が厚く太い縄のような傷痕が残る(瘢痕)」。

「1~2個しこりがある程度の軽症の人もいる一方で、重症化し、膿が出続ける人もいます。お尻の化膿性汗腺炎で膿が止まらず、おむつをはいていないとズボンが汚れてしまうという患者さんもいました」

 お尻や陰部など診察を受けるのが恥ずかしいと思いがちな場所にできることもあり、悪化してから受診するケースがほとんど。治療を受けずに我慢している人もいると推察されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在