皮膚を見れば病気が分かる(4)手指の関節の赤みから皮膚筋炎と大腸がんが見つかった

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 皮膚筋炎によって生じる代表的な皮膚の症状に、「ヘリオトロープ疹」がある。上まぶたが赤く腫れ上がるのが特徴で、片目あるいは両目に生じる。ほかにも手指の関節背面や爪の周囲に、ピンク色のカサカサと盛り上がった紅斑が見られる「ゴットロン丘疹」も生じやすく、どちらも痒みを伴いやすい。

「デルマドロームは、内臓疾患が持続する限り自然消滅するケースはなく、皮膚病変によっては一度変化してしまった皮膚の状態を戻すのも難しい。ですが、自己免疫が原因となる皮膚筋炎であれば、免疫抑制剤やステロイドの服薬で、皮膚の症状を抑えられます。普段と違った皮膚トラブルに悩んでいたら、一度皮膚科で診てもらうことをおすすめします」 (おわり)

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