「乱視」を放置してはいけない…軽くても目の疲れや見間違いを招く

公開日: 更新日:

「乱視は眼鏡やコンタクトレンズで矯正できますが、近視・遠視用のものとはレンズが異なります。近視・遠視は球面レンズ、乱視は円柱レンズです」(高准教授)

 球面レンズは、レンズがカーブを描いている。円柱レンズは、円柱を立てた場合、縦方向に垂直に切り取った形状のもので、凹型、凸型がある。近視、遠視、乱視が入り交じっている場合、その人の目の状態に応じて球面レンズ、円柱レンズを組み合わせることも少なくない。ただ、コンタクトレンズでは、通常はまばたきをするとくるくる回るようになっているが、乱視用のコンタクトレンズでは、まばたきをしても動かない仕組みとなっている。

 眼鏡とコンタクトレンズを使い分けている人も多いだろうが、眼鏡は比較的乱視用が取り入れられているのに対し、乱視用コンタクトレンズの普及率に関しては、日本は高くない。

「過去20年で乱視用コンタクトレンズの普及率はあまり増えていません。近視・遠視用の球面レンズでも視力に関してはある程度満足されること、乱視用レンズの装用感がよくないと考えている人が少なからずいることなどが挙げられます。しかし海外の研究では、『乱視用コンタクトレンズに替えると以前より明らかにくっきり見えたと答えた人が多い』『軽い乱視の人でも、球面レンズのほうが乱視用レンズより目が疲れる』といった報告があります」(高准教授)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース