相談電話は患者さんの不安な気持ちを支える“命の電話”
ある日、患者さんから便秘に関する相談の電話(ファーストコール)がありました。
「出してもらった薬を飲み始めてから便秘がひどくて。薬の量を調整できませんか?」
「処方している2種類のお薬のうち、一方は便秘になりやすいお薬ですから、最近は症状も落ち着いてきていますので、気になるようでしたらやめてしまって構いません。ただもう一方は、処方した5日分、しっかり飲んでもらったほうがいいと思います。水分を多めに取ると、便秘対策になります」(私)
「では便秘が気になるので、ひとつはやめます!」(患者)
「それでいいと思います。また何か気になることがあったら連絡ください」(私)
こうした電話でのやりとりの結果、処方しないということになりました。
患者さんのタイミングで医師や医療従事者と電話でいつでも話せる環境は、在宅医療を導入され自宅で療養をする患者さんにとって安心な環境をサポートしていると常々感じています。