東京46%、横浜78%…政府も認めた地震発生率急上昇の理由
元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)は、「政府のデータを見ると、200年程度の短いスパンで試算している。これでは正確な情報となりません。東日本大震災は1145年前の貞観地震(869年)の再来ともいわれているように、日本では1200年周期の地震が始まっています」とこう続ける。
「先月末に、長野北部地震で日本列島を縦断するフォッサマグナが動き出したとみられますが、その西側に位置する『糸魚川―静岡構造線』を形成する断層のひとつ『牛伏寺断層』は、841年に動いている。東側にあるのが、首都直下地震とも関連のある『柏崎―千葉構造線』。ここは、818年の弘仁地震の震源とされています。首都圏一帯が、急激に動き出しているのです」
2020年の「東京五輪」に向けて外国人観光客を誘致している日本政府は、本来なら国の評価を下げるデータは出したくないところ。しかし、そうは言ってられないほど事態は切迫しているようだ。