著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

「生類憐みの令」は身体的劣等感とマザコンから生まれた

公開日: 更新日:

中野の犬舎、年間経費は122億円

 日本史で「希代の悪法」と呼ばれるのが、江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の「生類憐みの令」です。動物のみならず、果ては昆虫をも殺生することを禁じたこの法令群には、庶民も武士も迷惑をこうむりました。

 綱吉は3代将軍・徳川家光の四男として生まれ、4代将軍・家綱の後継として延宝8(1…

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【連載】嫉妬、憎悪…コンプレックスの日本史

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