年末年始に相次ぎ“点灯”…巨大地震襲来の不吉なシグナル
そこに重なっているのが、「バヌアツの法則」だ。南太平洋のバヌアツ周辺やソロモン諸島で大きな地震があると、数日~2週間後に日本でも大きな地震が起きる傾向を指摘するもので、昨年4月の熊本地震以降、その関連を不安視する声が高まっている。1月4日にフィジー諸島沖を震源とするM7.2の地震が発生し、フィジーやソロモン周辺付近の海域では12月9日にM7.8、10日にM7.0の揺れを観測している。
「日本列島は太平洋プレートの北方に位置するため、連動する可能性は大いに考えられます」(木村政昭氏)
そして、千島海溝と伊豆・小笠原海溝をつなぐ日本海溝沖を震源とする大地震の周期だ。元前橋工科大学教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)はこう言う。
「M8.3超と推定される1200年サイクルの貞観地震(869年)の再来期にあたり、M8.1とされる400年サイクルの慶長三陸沖地震(1611年)の時期もダブっている。日本海溝の巨大さからみれば、M9.0を観測した3.11の破壊力はささいな規模。大半が空白域と言っていい状態ですから、いつ巨大地震が起きても不思議ではありません」
ついにその日がやって来るのか――。