老後資金4000万円はホントに必要か? 大事なのはお金ではなくて「衣・食・住」
現代人の悪いくせが、すべてを「お金で測る」という習慣だ。「生活するためにいくら必要」だとか、必ず「お金」で測りたがる。
でも、実際に必要なのは、お金に縛られない生活だ。決して「原始時代に戻れ」というのではない。しかし、さまざまな努力、工夫をすることで、この「薄汚れたお金第一主義的な社会」からの影響を回避することができる。
田舎の小さな一軒家に住み、野菜は自給自足。近所の農家からは、お米や果物、漬物なんてもらえたりする──そんな生活もありなのだ。
大事なのは「衣・食・住」。2000万円でも4000万円でもないのである。
「ん? 今度は6000万円必要?」
5年後のテレビを見て、あなたはびっくりするだろう。しかし、この5年間を生きてきたのは事実であるし、老後資金も5年分いらなくなった。「いくら必要」と考えるのではなく、「いくら必要なくなった」と考えるのもアリなのだ。視点をちょっと変えただけで、実にラクに生きられる。あとは、食べ物をくれる近所のオバちゃんとの人間関係である。