中国深圳市の日本人男児刺殺に広がる衝撃…岸田首相の「日中ハイレベル人的・文化交流対話」はどうなった?
■中国人のすべてが悪いという冷静さを欠いた見方は明らかに行き過ぎだが…
ネット上では、保守系や右派とみられる人物からの《日本から中国人を締め出せ》《中国に媚びているからこうなる》といった過激な意見が少なくないが、日本人でも善人と悪人がいるように中国人のすべてが悪いという冷静さを欠いた見方は明らかに行き過ぎた論調だろう。
一方で、この事件で岸田文雄首相(67)が19日昼時点で何らコメントを出していないことに対し、SNS上では《外交のキシダはどうなった?》《次の総裁選に出ないと決めても、あなたは今も総理大臣》といった声も。
岸田首相は5月、中国共産党の対外交流部門、中央対外連絡部(中連部)の劉建超部長と官邸で会談し、建設的で安定的な日中関係の構築に向け、対話と交流の重要性を確認。さらに同国国務院の李強総理と会談した際も、日中間の様々な課題や懸案事項について対話を重ね、「日中ハイレベル人的・文化交流対話」を活用していく方針で一致した――などと説明していたはず。