40代子持ち主婦がフルタイムの営業職に転職! が、20時すぎの帰宅も増え、厳しい現実と理想に悩む

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コクハク

離婚を目指してフリーランスから会社員へ

 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
 この度、フリーランスから正社員に転身しました。今までフリーランスとして在宅ワーカーだったのですが、あえて茨の道を選んだのには幾つかの理由があります。
 40代子持ち主婦のフルタイム勤務の理想と現実についてお伝えします。

【解消されない夫婦のモヤモヤ】

 フルタイム勤務を選んだのは、もちろん「離婚」という明確な目標があるからです。

 自立した生活を確保するためにも、働き続ける必要がありました。

 離婚したい理由は、以前からこのコラムで伝えている通りセックスレスだから。

 子育ても一段落し、現在40歳。

 年齢を重ねるほど転職は厳しくなるので、今がタイミングだと感じました。

 上の子の受験が終わってから転職しようかと考えていましたが、ズルズル先延ばしにするうちに自分も年齢を重ねてしまうリスクを恐れて一歩踏み出しました。

 男性の場合、新卒から働き続けてキャリアと実績を積み上げていれば、40代になっても転職のチャンスはあります。

 しかし私のように妊娠・出産で仕事を中断したり、パート勤務を繰り返したりと、細切れのキャリアでは40代からの転職は非常に厳しい戦いになります。

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不規則な生活が始まり…

 私の選んだ職種は営業

 もともと経験があり、ルーティン業務が苦手な私に向いていますが、スケジュールが不規則なため、帰宅は20時を過ぎる日も多くなります。

 家事や食事の準備は朝のうちに終わらせるよう心がけていますが、子どもたちが先に夕飯を食べることもあり、寂しい思いをさせているのではないかと胸が痛む日もあります。

夫婦ともにフルタイム勤務している人の割合は?

 内閣府の「男女共同参画白書」では、事実婚、内縁を含む結婚している女性のフルタイム勤務をしている割合は非常に少ないです。

 私と同様に40代で「フルタイムで残業がある程度ある仕事」に就いている人はわずか5.6%です。

 このデータでは子どもの有無は不明なため、子育てしている家庭ではこの割合はもっと低くなるでしょう。

 晩婚化、高齢出産が当たり前の世の中なので40代はまだ未就園児を育てている人が多いのかもしれません。

 周囲のママ友も「フルタイムで働くつもりはない」と言う人が多く、家庭を優先する考えは根強く残っています。

 しかし、社会とのつながりを保ち、夫の病気などに備えるためにも、子どもが成長したらフルタイム勤務を視野に入れるべきだと考えます。

家庭運営への夫の協力は必須

 私の帰宅が遅い時には夫が先に帰宅していることもしばしば。

 やはり夫婦のどちらかが早めに帰宅して子どものご飯の準備をしてあげられるのが理想です。

 そう考えると夫の協力なしには私のフルタイム勤務は成り立たないのが実情です。

 皮肉なことに、離婚を目指して働いているのに、夫との協力なしでは家庭が成り立たないという矛盾した状況です(笑)。

 とはいえ、子育ては夫婦で協力して取り組むべきだと考えています。

 もちろん、将来的に離婚するつもりは変わりませんが、今は現実的な選択として夫のサポートを受け入れるほかないのです。

 生活を円滑に進めるため、感情よりも効率を重視するしかないのかもしれません。

(豆木メイ/フリーライター)

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