恨みを感じた人、出来事、自分…「ゆるせない」を「ゆるす」と見えること【後編】
この儀式が美しく伝えているように、愛を中心に考えれば、ただ一体感を取り戻すことと、ゆるしがあるだけです。輪の真ん中にいる人も、輪になっている人々も、ゆるすことによって、過去や怖れに満ちた未来を手放せるのだと、思い出すのです。輪の中心にいる人は、悪人というレッテルを貼られて部族から追放されたりはしません。その代わり、一人ひとりが自分のなかにある愛を思い出し、周りのすべての人と一体になるのです。
いろいろなゆるしの実話をご紹介しました。こうした実話が、読者のみなさんが実際にゆるすための道しるべになれば幸いです。
▼ジェラルド・G・ジャンポルスキー
スタンフォード大学医学部卒。国際的に有名な精神医学者。1975年に「生き方を変えるヒーリング・センター」(Center for Attitudinal Healing)を設立、現在では世界30か国以上に広がっている。代表作『愛とは、怖れを手ばなすこと』(サンマーク出版)は全米で100万部突破、ほかに『やすらぎ療法』(春秋社)など著書多数。作家、セラピストである妻のダイアン・シリンシオーネとともに世界40か国以上で講演活動などをおこなった。2020年没。
■関連記事
-
主婦とvs丸の内バリキャリの「マウント合戦」は漫才よりも笑える。“負け顔”ができる女芸人の観察【西大井の女#3・山崎 すみれ37歳】
-
「他の男の子どもなのに愛おしい」交際相手よりもその息子に特別な思いを抱く41歳バツ1男性【冷酷と激情のあいだ~男性編~】
-
早稲田卒、商社OLの称号は「貧乏な夢追い人」とは違うの。誰よりも高い“現在地”は私だよね?【西大井の女 #2・神宮寺 翠42歳】
-
サウナを求め東へ西へ ととのって一杯 「サウナ&カプセル ミナミ」下北沢店 「昭和ストロング3セット」で“全身あまみ大島”!
-
バツ1同士だから「淡泊な関係でいよう」。それなのに息子には父親ヅラする男に不満な39歳女性【冷酷と激情のあいだ〜女性編~】