恨みを感じた人、出来事、自分…「ゆるせない」を「ゆるす」と見えること【後編】
また、愛する人を失うと、意識的にせよ無意識にせよ、神やこの世に怒りを覚えることがあります。すると、自分の中のエゴは、「怒るなんて、悪いやつだ」というかもしれません。
私はハワイで、ミニーという素敵な女性に会ったことがあります。彼女は、「私は81歳で、この2年間ずっと泣きっぱなしです」と、私にいいました。息子さんが45歳で亡くなってから、泣きどおしだというのです。彼女は絶望し、見捨てられたように感じていました。