アララ 岩井陽介会長(2)残業100時間が続いたリクルートコスモス時代

公開日: 更新日:

「広報室は全員で5人。新人は私一人でとにかく忙しかった。主な仕事は事件の応対。メディアからの問い合わせはまず新人の私が受け、ひたすら質問を聞いて、想定問答をみんなで考える。毎晩、遅くまで対応に明け暮れていました。朝7時前には出社し、すべての新聞をチェックして関連記事をクリッピングして、9時までに部長以上に配る。新入社員なのにいきなり会社案内や有価証券報告書、IRマニュアルも作りました。毎月100時間以上残業し、ヘトヘトだったけど、いい経験でした。次に配属されたのが賃貸部門。ひとつ上の先輩には、現USEN-NEXT HOLDINGS社長の宇野康秀さんがいました。ここではサブリース物件の営業・管理と賃貸事業にかかわるほとんどの仕事を経験し、とにかく刺激的で楽しかった」

 リクルートコスモス時代の体験は、人生の中でも貴重な経験になったという。

「本当に鍛えられたと思います。『会社ってどういうものなのか』『社会人って何なのか』を教えてもらったのも、リクルートコスモス時代です。リクルートグループは江副さんが社訓のようにおっしゃっていた『自ら機会をつくりだし、機会によって自らを変えよ』という言葉に表れている通り、社員一人一人が主体的に考えて行動する会社でした」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  3. 3

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  1. 6

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  2. 7

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  3. 8

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上