シャープ(上)液晶パネルが不振…呉柏勲前社長は当初“続投宣言”だったが突如の解任劇
続いて液晶テレビを発売。1998年には当時の町田勝彦社長が「すべてのテレビを液晶にする」と宣言した。その頃はまだブラウン管テレビが全盛だった。画質も液晶を上回っていた。しかし21世紀を迎えるころから、急速にテレビの大型化および薄型化が進んだ。シャープはこの波に乗り、ブラウン管テレビの市場を奪い、覇権を握っていった。
このように、シャープは液晶により黄金期を築いた。それがなぜ、今回の発表にあるように、液晶事業と決別しなければならなかったのか。次回で詳しく見ていくことにする。 =つづく