人種差別騒動は影響? メッツ松坂と渦中コーチの意外な関係
日本人投手との関わりも深く、タイガース時代(00年)には野茂、ドジャース時代は斎藤(現楽天)らを指導した。昨季終了後、契約が切れた松坂の残留を球団に要望したのは、このワーセン投手コーチだった。
高橋尚成(現DeNA)がメッツでプレーした際、捕手との呼吸が合ってないと見抜かれ、「メジャーでは投手主導で配球を組み立てるものだ。打たれたら、それは自分の責任」と諭されたという。
一緒にゴルフに行く仲のワーセン投手コーチの人柄を理解しているからだろう。今回の件に関して松坂は「本人も謝罪していることだし、このことで関係がこじれることはない」と話している。
今季、完全復活を目指す松坂にとっては“差別発言コーチ”の存在はむしろ心強い。