ここまで勝率5割 今年のDeNAが「ちょっと違う」理由

公開日: 更新日:

 予想外の大健闘だ。DeNAはパで首位争いを演じているソフトバンクに延長十一回サヨナラ勝ち。興奮状態の中畑監督は中堅フェンス直撃の殊勲打を放った白崎を「よく打ってくれた。一番期待していなかった選手。私の(駒大の)後輩だけど」と言って褒めた後、「やあー気持ちいい。昨日のリベンジできておめでとうございます」とご満悦だった。

 前日は5時間21分に及ぶ長時間ゲームを落としたが、この日は4時間44分の試合をモノにした。DeNAはここまでの交流戦4カードが終わってすべて1勝1敗。このチームにとって勝率5割キープは大したものだ。

 交流戦が始まったのは05年からだが、当時の横浜は08年から3年連続勝率が2割台(6勝18敗=.250)。昨年も7勝17敗(.292)で12球団最低だった。

 あるパの球団幹部は「交流戦はおいしいイベントだが、戦力差が開きすぎているDeNA戦に限っては興行としては厳しいです。あの球団は企業努力が足りない」とボヤいていた。

 そんな声が届いたのか、今季はキューバの至宝グリエル内野手(29)を獲得。強力助っ人は31日に来日し、6月6日の日本ハム戦(横浜)からデビューする予定だ。

 戦力アップと同時にグリエル見たさにファンも球場に足を運んでくれたら、パにとってはDeNA戦も客が入るカードになるはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭