専門家が指摘 日ハム大谷「二刀流」&「長身」の肉体的負荷
たまたま足がつっただけなのか――。11日の巨人戦で投球中に右足ふくらはぎがつって降板した日本ハムの大谷翔平(19)。今季初先発した4月3日のソフトバンク戦でも同じケースでマウンドを降りている。
投手が投球中に足がつるのは珍しいことではない。「脱水症状が原因」ともいわれるが、それなら水分を補給すれば解決する問題なのか。スポーツ選手の体に詳しいフィジカルディレクターの平山昌弘氏はこう言う。
「足がつる、専門的には筋痙攣(けいれん)による拘縮(こうしゅく)と言いますが、大ざっぱに分けると2つの原因がある。1つは水分や塩分、鉄分不足による生化学的な問題。しかし、そんなことで足がつっているようでは、そもそもプロ野球選手なんてやっていませんよ。おそらくはもう1つの原因、オーバーワークによる負担ではないか。プロは体を酷使しますからね。無意識に負担をかけていた可能性もある」
二刀流の大谷はフツーの選手と比べて、肉体的な負担が大きい。疲れたからといって手を抜かないマジメな性格も、アダになっているようだ。