阪神・和田監督が執念…巨人戦6試合はクビ賭けた“天王山”
和田監督がこの6試合にかけるのは、自身の「今後」とも関係がありそうだ。阪神OBが言う。
「阪神は前年2位に終わり、今年は打倒巨人を掲げている。巨人と3・5ゲーム差なら優勝の可能性も十分にあるが、契約最終年を迎える和田監督は親会社の株主から『クビ要求』を突き付けられ、後がない。チームが好調の今、巨人戦をアピールの場と考えたんだろう。巨人に勝てば、ファンも後半戦に期待が持てる。でなきゃ、勝負どころはまだ先のこの時期に、無理に先発ローテを再編しない」
親会社、球団としても、宿敵巨人との6試合を和田監督の器を測るモノサシにしても不思議ではない。6試合で巨人を圧倒し、その勢いで逆転優勝できれば続投に近づくだろうし、逆に巨人に手も足も出ないようなら、ファンからの退陣要求はヒートアップする。シーズン中盤でも和田監督にとっては“天王山”なのだ。