揃って無安打 巨人・原監督がふがいない「高給」主軸に強烈皮肉
一方、“高給取り”たちはどうだったか。6億円の阿部、3億円の村田、それぞれ1億8000万円の長野と坂本の合計12億6000万円の中心選手4人は、全員合わせて14打数無安打。勝ったとはいえ、原監督は試合後、この体たらくを痛烈に皮肉った。
「あとは主軸? こういうふうな状態で戦う気持ちで私はいる。この言葉を選手がどう受け止めて、どう発奮してくるか期待しているところでもある」
持って回った言い方だが、要するに、「ハナから4人をアテにしていないで戦っている」ということ。主力への不満をあらわにしたのだ。
今季、年俸9500万円でFA入団した片岡に至っては、2戦連続でスタメンから外さざるを得ない現状も指揮官の頭痛の種。脇役が躍動するのも巨大戦力の巨人ならでは。が、中軸が額面通りに働かないうちは、他球団にも付け入るスキはまだある。