チームはプレーオフ微妙も…マー君が復帰へ急加速の理由
田中将大(25=ヤンキース)の右肘靱帯部分断裂、「手術が必要」と騒いだ米メディアの想像以上に「軽傷」だったのは間違いない。ジラルディ監督は3日(日本時間4日)、遠征先のボストンで「ドクターによれば(田中の肘は)良い状態ということだ」と話し、4日にもキャッチボールの再開を示唆した。
「7月14日からPRP治療(血小板注射)を開始し、患部は順調に回復している。経過は良好という担当医のお墨付きもあるようです。キャッチボール、投球練習をした後、マイナーで2試合、調整登板の予定が組まれていると聞きました」とはヤンキース担当記者。
田中が故障者リストに入ったのが7月9日。キャッシュマンGMは復帰まで「最短で6週間」と話していたから、ほぼ青写真通りということになる。
「MRI検査で傷が確認されたから離脱したものの、チームドクターを含めた3人の医師が『手術の必要はない』と判断したほど。できれば早めの手術で完治させたかったヤンキースが保存療法を選択したのだから、断裂はごく一部分だったということですよ。そもそもプロの投手で靱帯が無傷の選手を探す方が難しいくらい。本人もすでに月末に復帰するつもりでいます」(同)