若手の世話にピエロ役まで…イチローは「終活」開始したのか
マーリンズ・イチロー(41)が率先してベンチやクラブハウスを盛り上げたり、若手の面倒を見ている。
中でもイチローが何かと世話を焼いているのが若手のゴードン内野手(27)だ。今季ここまで51試合で220打数81安打の打率3割6分8厘。安打数、打率ともメジャートップで、イチローが04年にマークしたシーズン最多安打(262)の更新が期待されている。
かつて安打製造機といわれたイチローは、このゴードンにご執心で、打撃に関するアドバイスはもちろん、自身が愛用するジュラルミン製のバットケースを気前よくプレゼントするなど、物心両面で惜しげもなくサポートしている。俊足を生かした内野安打も多いことから、イチローは自身の全盛期と重ね合わせているのだろう。米メディアの取材にイチローは「自分の若いころを見ているようだ」とコメントしている。
ゴードンに限らず、同じ外野のオズナにも自らの経験談を話して聞かせるなど、チーム内では「4人目の外野手」どころか「2人目の打撃、外野守備コーチ」のような立ち位置だ。ナインの士気を高めるため、試合前のベンチでピエロ役を演じることもある。