世界水泳400m個人メ瀬戸大也 両かかと手術も“余裕”の理由
代表内定は大きい。今月9日、世界水泳男子400メートル個人メドレーで、日本勢では史上初の2連覇を達成した瀬戸大也(21)のマネジメント会社は20日、7月の米国合宿から痛めていた左かかとの検査結果を発表。右かかとにも三角骨が確認されたため、9月15日に入院し、両かかとの三角骨摘出のため内視鏡手術を行うという。術後は回復状況を見ながら練習を再開。今のところキック練習ができるまで、手術してから3週間ほどかかる見通しだ。
しかし、たとえ2カ月後でも焦ることはない。世界水泳の金メダルにより、とりあえず同種目のリオ五輪代表に内定している。
400メートル個人メドレーに勝った直後に、「これでオリンピック(代表)も決まりですよね」と言ったのは、前回のロンドン五輪が代表選考直前にインフルエンザにかかり代表を逃したから確認の意味だったのかもしれない。同時に大会後に違和感のあるかかとの手術を行ってもゆっくりリハビリに励めるという思いもあったのではないか。
リオ五輪キップを手にしていない競泳選手は、来年4月の日本選手権で一発勝負となる。各種目の派遣標準記録を突破して2位までに入った選手が代表となるが、国際大会以上の緊張を強いられる。リオ五輪の開会式は8月5日(日本時間6日)だ。