新たな選手供給源、球団所有も メジャーがBCリーグに熱視線
メジャー関係者がこう解説する。
「BCリーグの年間運営予算は球団によってマチマチだが、低いところで1億円、高いところでも2億円程度です。MLBの球団にとっては運営費用が安く済むため、BCリーグに球団設立を検討する球団もあると聞いています。球団を保有して自前で選手を育成すれば、プロ野球選手をポスティングやFAで獲得するよりもはるかに安い費用で済む。BCリーグ各チームへの資本参加を前向きに検討しているMLB球団は少なくない。現在BCリーグは東西2地区合わせて8球団。いずれは全8球団がMLB球団の傘下に入ったり、資本提携や業務提携を結ぶ可能性もあります」
■運営資金が1億~2億円なら傘下に
複数の関係者によればすでにレッドソックス、メッツ、パドレスなどがBCリーグの球団所有に興味津々。実際にBCリーグの公式戦を視察した球団フロントも中にはいるそうだ。地方球場に足を運んだあるメジャー球団の幹部は「運営費が1億~2億円で済むのにNPBはなぜBCリーグを傘下に収めないのか?」とクビを傾げたという。