U18に4社のバット持参 清宮に早くも群がる野球ビジネス
■代理人も契約獲得に虎視眈々
将来はメジャー挑戦を目標に掲げる清宮だけに、代理人、マネジメント会社もマークを続けている。
あるマネジメント会社の関係者は「清宮君の父・克幸さんが個人のマネジメント会社を立ち上げている。清宮がプロ入りしてからも、克幸さんの会社がマネジメント業務をやっていくでしょうから……」と白旗を揚げる一方、ある事情通は過去のある出来事を交えつつ、こう語る。
「ある日本人メジャーリーガーが日本球界時代にメジャー挑戦を発表した直後、代理人事務所の関係者は選手のオフの宿泊先はもちろん、移動のスケジュールや行きつけの飲み屋まで調べ上げ、2人きりになるチャンスをうかがっていたといいます。代理人契約を結べるように選手を口説き落とすためです。海外の代理人事務所はそれこそ、アノ手コノ手で契約をとろうとする。米国、中南米の有望高校生に代理人がつくのは当たり前のことですし、清宮がU18で世界に名前を売れば、本格的に獲得に動きだすと思います」
超高校級投手と騒がれた花巻東の菊池雄星(現西武)がメジャー挑戦を公言した際は、菊池の自宅、関係先に「代理人」や「マネジメント会社」と称する複数の人間が訪ねてきたといわれている。菊池以上に騒がれる清宮が今後、同じ状況に遭遇しても不思議ではない。