ハム大谷は15勝で濃厚も…揺らぐ「沢村賞」の価値と受賞基準
その上で、たびたび問題になる選考基準の曖昧さと、沢村賞の価値低下にこう苦言を呈する。
「結局、今の沢村賞は昔に比べて、選考委員のさじ加減次第。ここ数年は先発でも完投する投手は減り続けている。それで10完投、200投球回数以上が選考ラインというのは時代に合わない。沢村賞の価値を維持するためにも、今の投手に合った新しい基準を作り、その基準を全て満たさない投手は選考の対象にしないという厳格なルールを作ったほうがいい。そうすれば活躍の印象度は関係なくなり、こうした議論はなくなりますから」
大谷は「大甘査定」で沢村賞を手にするにしても、残り試合は圧倒的な投球内容を見せるしかない。