4年連続4強阻まれ…錦織は今季も長身選手に苦しめられる
こればかりはトレーニングで伸びるものではない。
テニスのブリスベン国際男子シングルス準々決勝は、世界ランキング8位(第2シード)の錦織圭(26)が、地元オーストラリア出身で同18位のバーナード・トミック(23)に3―6、6―1、3―6のフルセットで負けた。
昨年の準々決勝では、わずか59分で退けた格下は1年でパワーアップ。錦織は196センチの長身から繰り出す強烈なサーブに苦しめられ、約2時間の戦いに敗れた。
身長が178センチの錦織にとって、ほとんどの対戦相手は自分より長身だが、昨季も190センチ以上の格下選手に何度も屈している。
例えば、同大会の準決勝では196センチのビッグサーバー、ミロシュ・ラオニッチ(当時同8位、錦織5位)に34本のエースを打ちこまれフルセットの末に屈した。4月のマイアミ・オープン(マスターズ1000)準々決勝でも、208センチの身長を誇る同24位のジョン・イスナーにストレート負け。
9月全米オープン1回戦では、196センチのブノワ・ペール(同41位)と3時間14分の熱戦を演じながら力尽きた。ちなみにブノワには、10月の楽天ジャパンオープン準決勝でもやられた。