ダメ押し白鵬にダメ出し 執行部は「余裕のなさの裏返し」

公開日: 更新日:

 横綱白鵬(31)がまたやった。16日、前頭2枚目の隠岐の海(30)を押し出して3勝目。問題は隠岐の海が土俵を割った、その直後だった。白鵬はあろうことか右のど輪で、隠岐の海を土俵下まで突き飛ばしたのだ。

 白鵬のダメ押しは日常茶飯事だ。昨年の名古屋場所でも逸ノ城に余計な一発を見舞っている。アッパーや顔面への肘打ちも珍しくない。なにしろ今場所は黒星スタート。熱くなった可能性についても、「全然」と悪びれもせずに答えた。

 白鵬に横綱の品格を求めるのは、もう“八百屋で魚”のようなものだったが、さすがに執行部は見るに見かねたに違いない。「良くない。ほめられた行為じゃない。余裕のなさの裏返しではないでしょうか」と藤島審判部副部長(元大関武双山)が話せば、八角理事長は「厳しくいかなきゃいけないところだけど、相手が力を抜いた後にやると残りようがない。下のお客さんだって危ない」と“ダメ出し”した。

 藤島審判部副部長が指摘するように、白鵬の愚挙が「余裕のなさの裏返し」だとすれば、3連勝の勢いも、うのみにはできない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も